ステンレス(sus304)のダライ粉・切粉のお話

ステンレス(sus304)のダライ粉・切粉のお話

おはようございます☆
本日はステンレスのダライ粉のお話でございます。

私たちスクラップ屋は写真のような品物をダライ粉と呼んでいますが、工場の方でしたら「切粉」という方が馴染みがあるかも知れませんね。
どちらも意味は同じです(^ー^)

旋盤やフライスで材料を削ったときに出るこのダライ粉。
もちろん鉄もあれば銅や真鍮、アルミ、ステンレスなど様々なものがあります。

今回取り上げるのはステンレスのダライ粉です。

非鉄金属スクラップの中でもとてもメジャーな一品です。
ステンレスと一言で言っても種類は様々ですが、スクラップの世界では一般的に「ステンレス=SUS304」のことを指します。
もっとも広く使われているステンレス素材で、スクラップもたくさん発生します。

写真のステンレスダライ粉もSUS304です。
見た目では鉄のダライ粉と区別しにくいですが、何と言っても磁石がつかないという最大の特徴があります。
目の前のダライ粉が、ステンレスか鉄かを判断するときにはまず、磁石をつけてみることになります。

よくあるパターンとしては、ステンレスと鉄がごちゃ混ぜの状態になってしまっているものがあります。
こうなってしまうと、ステンレスとしても鉄としてもリサイクルができないという最悪結末になります・・・・
非鉄金属スクラップはとにかく別の金属が混じるとどうしようもなくなってしまうのです・・・

同じSUSでも430などの4から始まるものはレアメタルであるニッケルの含有量が少なくて、一般的なステンレススクラップとして扱えないので注意が必要です。
SUSという言葉はついていますが、成分からすると全く別の品物とお考えください。

【SUS316のダライ粉の場合】

板ものや、棒材のような塊の場合は分析器をあてれば素材がすぐに判別できますが、ダライ粉の場合は細かい粒を一つ一つ分析するわけにも行きません。
SUS316のようにニッケルの含有量が多めのステンレスは、スクラップとしても少し高いのですが、形状がダライ粉の場合は本当に全部がSUS316なのかどうなのかは信頼するという選択肢しかありません。

だいたいは一旦お預かりして判断することになります。それもある程度数量がまとまっていることが前提となります。
非常に難しい品物になりますね。

まずはご相談ください☆(^▽^)

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