注意喚起の看板を設置しました!社会情勢の変化を受けてのお願い☆

注意喚起の看板を設置しました!社会情勢の変化を受けてのお願い☆

東大阪のスクラップ屋、古谷商店です☆(^▽^)

今回のブログは、会社の敷地内に設置した看板の制作風景をレポートしたいと思います☆

なぜ看板を設置するに至ったのか?
その理由は最後にご説明させていただきますね☆

看板制作ドキュメント!

デザインから制作まで

注意喚起の看板を設置しました!社会情勢の変化を受けてのお願い☆

「自分たちでできることは自分たちでやる」 それが弊社のモットー☆
看板の設置が決まったということで、まずは私ブログ担当の岸本がサクッとIllustratorでデザインを作らせていただきました。

文言の部分は、親方と平田さんに考えてもらい、データを大判ラベルプリントの会社に入稿して印刷に回しました♬

最近はネット上でデザインデータを渡せば大概のものが印刷できるので便利な世の中になったものです☆

届いた大判ラベルは80cm×120cm☆

それを買ってきたアルミ複合板に貼り付けて行くのですが、まずはアルミ複合板をちょうどいいサイズにカットしていきました☆

注意喚起の看板を設置しました!社会情勢の変化を受けてのお願い☆
注意喚起の看板を設置しました!社会情勢の変化を受けてのお願い☆

さあ、いよいよラベルを貼り付ける作業をしていきます。

実際、私はどうやって綺麗にラベル貼って行くのだろうと思っていましたが、親方と平田さんが「水貼り」という方法で貼ってくれました☆
何やら車の窓にスモークを張る時にやっていた方法らしいのですが、私は初めて見たので関心しきりでした。

貼る位置を決めてから、アルミ合板とラベル側に水をたっぷり吹き付けてラベルを乗せると貼り付かずに位置の微調整ができる!
いや〜知らなかった僕からすればスゴイ技☆

注意喚起の看板を設置しました!社会情勢の変化を受けてのお願い☆
注意喚起の看板を設置しました!社会情勢の変化を受けてのお願い☆

そうやって所定の位置にラベルを置いてから、ゴムのヘラを使ってラベルとアルミ合板の間にある水を押し出していきました(^▽^)

水が残らないようにきっちり押し出すのはなかなか大変で、4人がかりで作業を進めて行きました。

そうやって、ビックリするくらい綺麗に貼り付けることが出来ました☆

いよいよ看板設置!

ラベルのシールが乾いたので、早速屋外の設置予定場所に持っていきました。

設置場所は、計量小屋の壁。
壁の桟にネジを打ち込んでいくので、位置を確認しながら穴を開けるところに印をつけていきます☆

注意喚起の看板を設置しました!社会情勢の変化を受けてのお願い☆
注意喚起の看板を設置しました!社会情勢の変化を受けてのお願い☆

看板を固定する作業は平田さん☆
それにしてもめっちゃ楽しそうwwww

自分たちの手で作り上げたものが形になっていくのは幾つになっても楽しいものです♬(^▽^)

というわけで完成形がコチラ↓↓↓
親方もご満悦です☆

注意喚起の看板を設置しました!社会情勢の変化を受けてのお願い☆
注意喚起の看板を設置しました!社会情勢の変化を受けてのお願い☆

こうして無事に看板の設置が完了したのですが、

「なんで看板を設置することになったの?、どういう内容の看板なの?」 

と思っているかたもおられると思いますので、ちょっとご説明させてくださいね(^ー^)

営業時間外の荷受け?

古谷商店は平日17:00まで、土曜日は12:00までという形で営業させて頂いています。

ですが、お客様の中には

「しまった!現場が遅くなってしまった〜!、古谷商店さんはもう閉まってる〜!でも明日の朝までに車を空にしないといけない。。。困ったなあ・・・」

という方もおられます。

そんなこともあって、今までは営業時間外でも看板を設置した場所の下辺りにスクラップを置いていってもらっても構わないですよ〜という感じで黙認してきたという経緯があります。

注意喚起の看板を設置しました!社会情勢の変化を受けてのお願い☆
弊社としても金属スクラップを営業時間外に降ろしていってもらうぶんには差し支え無かったのですが、この4月にルールが変更されて、今まで無償で引取可能だった物の中にも、処分に費用がかかる品目が大幅に増えてしまったという事情があり、看板を設置させていただきました。

現在、国や市区町村から弊社のようなリサイクル事業者に向けて注意喚起や講習会の実施がされている段階なのですが、実は既に4月1日から法律が改定され、社会情勢が激変しております。

次は、そんな社会情勢の変化についてお話をさせていただきます。

日本のスクラップ情勢激変期!いままでの感覚は捨てるべし!

激変のきっかけとなったのは大きな2つの出来事。

・日本の廃棄物の処理及び清掃に関する法律の改正(2018年4月1日施工)
・中国の輸入規制

ここ15年くらいの間、日本国内で発生する小型家電などの廃棄物の多くは、中国の安い人件費で解体するという目的の有価物として、中国系スクラップ屋を介して大量に輸出されてきました。

家電を思い浮かべていただければわかると思いますが、家電は金属類も含まれていますが、一部の再生目的のプラスチック以外の再生不可能なゴミ類もたくさん含まれています。

リサイクルを目的とする解体・分別作業に人件費がかかってしまうが故に、国内では価格をつけられなかった物を中国が買ってくれていたという側面は否めませんが、その中国が自国の環境問題を機に一気に輸入をストップしました。

そもそも中国側の要望があって輸出していたのですが、中国企業が利益を優先するあまり環境を汚染してしまう方法での解体が横行し過ぎたのが原因なんですけどね・・・。

そして、日本国内でも輸出目的で港に山積みされた家電系スクラップが、杜撰な管理によって度重なる火災を引き起こしているという状況を受けて、4月から改正法が施工されました。
これによって、家電リサイクル法によって管轄される品目の取扱いは、政府のガイドラインの基準を満たした登録業者のみに許可されるものとなりました。

これらの社会情勢の変化を受け、日本全体として中国へ輸出できる品目が激減し、処分費をかけて国内で解体しなければならない品目が大幅に増えることになりました。

弊社には同業者からのお問い合わせも多いのですが、正直言って同業者の中でもこういった状況の変化を知らない、または状況を甘く判断して、未だに中国向けに家電類を集めてしまって困っている業者もあるくらいです・・・・

今は法律が施工されて間もないこともあって、業界内もどうしていいか分からずに静観している業者だらけで、今後混乱を招いていくことは目に見えています。
ですので、「ここのリサイクル業者はタダで処分してくれる」なんて理由で安易によくわからない業者を選んでいると、その業者が取り締まられた時に排出者の責任を問われて取り締まりの対象になるなどの巻き添えを食らう可能性もありますので十分注意してください☆

あくまでも、廃棄物に関する全責任は処理の工程も含めて排出者にあるという基本を忘れないようにしましょう(^▽^)

これは論外!ゴミの不法投棄防止にも活躍

看板設置の狙いとして、ゴミの不法投棄を防止するというものもあります。
いままでも、明らかに金属ではないゴミを営業時間外に捨てられるということもしばしばありました・・・。

悪質なケースでいうと、営業時間内に弊社を訪れた時に、「これはゴミだから持って帰ってください」とお断りしたにもかかわらず、営業時間外に再度訪れて断ったゴミを置いていくというケースが先日も起こりました。

防犯カメラの映像をチェックすると、明らかに見たことがある人物が・・・・(^ー^;)
こういうケースに関しては、警察に被害届を出す準備もしております。
まったく、困った人がいるものですね・・・

ちなみに、不法投棄の罰則は

個人でも法人でも5年以下の懲役または1000万円(法人には3億円まで加重ができる)以下の罰金

という重い罰則となっております(^ー^;)

ということで看板の設置を決意し、営業時間外に荷降ろしする場合は事前の連絡か、LINEで連絡先と降ろしたものの写真を送ってくださいというお願いをすることになったのです☆

みなさま、ご協力のほど、よろしくお願いいたします!!

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