活版印刷機と鉛の活字スクラップを撤去させていただきました☆
有限会社古谷商店の岸本です。
先日、廃業された印刷会社様からのご依頼で、歴史を感じる活版印刷機と鉛の活字の搬出作業を行いました。
撤去するのは印刷機2台と、奇麗に整頓された鉛の活字。
スタッフ3名とクレーン車で挑みます☆
今ではデジタルデータが当たり前の印刷も、昔はこんな活字を1文字1文字組み合わせてやっていたと考えると、昔の人たちの根気と印刷物の貴重さに敬意を払いたくなってしまいますね。
手に取ってみると、活字の造形ってほんとうに美しいと感じます。
たくさん頑張ってくれたであろうスクラップ達はわれわれが責任をもってリサイクルの輪の中に戻してあげます☆
作業はまず、木箱や棚に収納されている活字を撤去して、機械搬出のスペースを確保します。
それからジャッキやハンドリフトを駆使して機械を搬出させていただきました。今回は、機械の一部が地面よりも低くなっているタイプで、機械の真下の地面を掘り下げて設置してありました。
その構造がなかなか厄介ではありますが、無事に搬出を終える事ができました。
依頼者の家族が見守る中、丁寧な仕事っぷりを褒めていただけたのが最高に嬉しかったです。
ご家族の皆さん、休憩中にパンや飲み物を差し入れていただくなど、本当にありがとうございました☆
鉄製の専用ラックを慎重に取り外して車に積んで行きます。⬇
可動式の棚に収納されていた活字は1枚1枚取り外して棚のまま搬出しました。⬇
こんなに沢山の種類の活字☆
フォントやサイズなど、同じ文字でも色んなタイプの活字がありました。⬇
木箱に収納されていて積み上げられていた活字も撤去。一枚一枚がずっしりしています。⬇
機械の丁度真下に50cm四方ほどの穴があり、ハンドリフトの刺し位置が難しいタイプでしたが、2台のリフトを上手く使って無事に移動できました。⬇
搬出した機械はユニックを使って車に積み込んで行きます。⬇
チェーンブロックを使って水平を取りながら、安全に釣り上げできるように下準備。
ワイヤーをかける位置も工夫が必要でした。⬇
駿ちゃん、釣り上げ作業中です☆⬇
2台目の機械は少し大型でなかなか重たいものでした。仕様書には2200kgと書いてあったこの機械はオイルパンの上に乗っていたので、それをかわす作業も行いました。⬇
バールを使って少しずつ機械をずらし、オイルパンをかわして行きます。なかなかの重労働(^^;)⬇
ハンドリフトの位置を確認しながら慎重に搬出して行きます。
駿ちゃん、真剣な面持ちです。⬇
扉のレールを潰さない用に、木材と鉄板を使ってスロープを作ります。その上を転がすことで、建物へのダメージを無くして慎重に搬出。
クレーンが届く位置まで機械を移動できました。⬇
ここまで来ればあとは釣り上げて車に乗せるだけ☆
それでも、弊社のクレーンの釣り上げ荷重いっぱいいっぱいの作業でした。
なんとか無事に積み込み完了です。⬇
機械が撤去された工場はとても広く感じますね。
埃や瓦礫を奇麗に掃除して作業完了です♬⬇
持ち帰った活字は弊社内で不純物を取り除き、鉛の活字と亜鉛の活字に種分けします。
この作業がなかなか大変なのです。(^ー^;)⬇
============================
古谷商店【Facebook】
古谷商店【Google+】
取扱品目・活字,鉛のページはこちら
取扱品目・工業用機械のページはこちら
サービス内容・重量物搬出のページはこちら
============================