冷え固まったハンダ(半田)スクラップを熔かして取り出してみた!
東大阪のスクラップ屋、古谷商店です☆(^▽^)
先日、ハンダ付けするための機械をスクラップとして買取させて頂きました。
その機械には、ハンダ槽の中で冷え固まったハンダが残ったままの状態で、お客様とも「ハンダだけ取り出して持ってきていただければ、ハンダとして買い取りできるんですけど・・・」というお話をさせていただきましたが、今回はそのままの状態でお引き受けすることになりました。
ということで、機械の中に残ったままのハンダは、弊社の方で取り出し作業を行うことになりましたので、その様子をレポートしたいと思います☆(^▽^)
そもそもハンダ(半田)とは?
ハンダ(半田)という言葉自体はみんな知っていると思います。
僕も小学校の頃に技術家庭科の授業でハンダ付けを体験したことがあります。
しかし、ハンダがどんな金属なのかをは知らない方も多いと思いますので、ここでちょっと簡単に勉強してみましょう☆
鉛と錫(すず)を主成分とする合金で、基盤に電子部品を固定したり、金属同士を結合するために使います。
部品と部品を通電させる仕事をしているとも言えますね。
2003年以降は、鉛が持つ人体への有害性が問題になり、鉛をほとんど使わない鉛フリーハンダが使われるようになっています。
鉛フリーのハンダは、用途などによって様々な種類がありますが、メジャーなのは錫と銀と銅を主成分とするものになります。
融点が非常に低いのでちょっと加熱すると、すぐにドロドロに熔ける性質を持っています。
電子機器に囲まれて生活している現代人にとってハンダは、無くてはならない縁の下の力持ち。
ハンダという金属もこの世界を支えている非常に身近な存在なんですよ☆(^ー^)
ハンダを熔かして取り出してみよう!
それでは早速、今回入荷したハンダスクラップを見てみましょう!
機械に設置されていたハンダ槽の部分だけを取り外してありますが、熔けて固まったハンダで満たされていますね。
このハンダ槽を釣り上げて、熔かしたハンダが下に流れるように固定し、中華鍋で受け止めるという単純な方法でやってみました☆(^▽^)
このハンダを熔かしていく作業、融点の低いハンダがみるみる熔けるので見ていても非常に気持ちいい光景です(^▽^)
ということで、動画を撮影してみたので、興味のある方は動画も御覧ください☆
こうして中華鍋の中に溜まったハンダは、すぐに冷え固まって中華鍋の形をしたハンダの塊になります☆
今回取り出したハンダは主に「64ハンダ(ろくよんはんだ)」と「銀入りハンダ」の2種類がありました。
ハンダも用途によって様々な種類(構成比率の割合)があります(^ー^)
みなさん、いかがだったでしょうか?
ハンダは、主成分である錫が高価な金属ですので、スクラップの価値も高い品目になります☆
ただ、各成分の構成比率によって価格が上下しますので、一旦お預かりさせていただいてご報告させていただく流れとなります☆
ハンダをスクラップとして処分したいとお考えの方は、古谷商店までお気軽にご相談くださいね☆(^▽^)
それではまた、次の記事でお会いしましょう!