どこまで下がる?鉄スクラップの暴落
東大阪のスクラップ屋、古谷商店です☆(^ー^)
2024年の金属相場は激動の1年になっているという現状です。
コロナ禍やウクライナ情勢の影響もあってあらゆる資源が高騰してからというもの、銅建値については3年以上も100万円/tを下回らないということが続いていて、一時は10円玉が円の価値を銅としての価値が上回るんじゃないかというところまで行きました。
一方で、弊社でも最も扱い量の多い鉄については年始から7月まではほとんど相場に上下が無いような状況でした。
ところが、8月以降から下落が始まり、10月目前の現在までの2ヶ月間でkgあたり10円以上の値下がりとなっています。
特に9月に入ってからは続落続落で、一ヶ月で8円ほど下がって来ています。
鉄としてはリーマンショック時を思い出させるような下がり方ですね・・・・
理由は色々あって複合的に絡み合っているそうなのですが、7月からの20円近い円高とスクラップから作った鉄が全然売れていないという建築&製造業の不振というところでしょうか。
また、今まで内需のために積極的に日本から鉄を輸入していた中国の経済状況があまり良くなく、余った鉄を逆に安値で日本に輸出し始めているという事情もあるようです。
それでも鉄の価格を歴史的に見ると今の水準でも十分高いといって良い価格帯です。
金属類の価格が高いと商売としてはやりやすい部分もありますが、発生が減少してしまっていてはどうしようもないですからね(^ー^;)
我々としては価格よりも発生が多いほうが嬉しいというのが本音なので、経済の活性化を切望しているところです。
今後の値動きについては誰にもわからない部分ですが、下がって来ているといってもまだまだ高値水準である鉄スクラップ。
もし、処分を考えている鉄屑がある場合は、早めに処分しておいたほうが良いかもしれません。
そんな不要な金属類がある場合は、ぜひ弊社にもご相談いただければと思います。