金型の廃棄相談が増加中・話題の判例の影響?

金型の廃棄相談が増加中

東大阪のスクラップ屋、古谷商店です(^ー^)
今回のブログではプラスチック成形用の金型を取り上げてみたいと思います。

金型と言っても用途は様々で、溶けたプラスチックを金型に流し込んでプラスチック製品を生産する成形用金型や、金属をプレス加工する時の金型などがあります。

年末にかけて不要な金型の処分をする会社さんも多いので金型廃棄の相談が増えてきております。

金型スクラップ特有の事情

金型はスクラップの中でもちょっと特有の事情をもっている品物なので、少し解説してみたいと思います。

製品のメーカーさんが何か製品を作ろうとした時、金型を作ってプレスやプラスチック成形します。
ほとんどの場合、専用の設備を備えたプレス屋さんや成形屋さんといった専門の工場に金型を預けて作ってもらうことが多いのです。

そのため、使わなくなった金型を廃棄することが決定したとしても、その金型はメーカーさんの手元ではなく下請け工場に保管されているというケースが多くあります。
このような特有の事情があって、金型の持ち主であるメーカーさんが下請け工場に廃棄を依頼するという流れになります。

そのため、メーカーさんとしては無断で二次利用されることが無いように適正に廃棄されたかどうかを確認するために下請けの工場に対して「適正に廃棄したことを保証する証明書」を求めてこられる場合も多くあります。

古谷商店にも証明書の発行が可能か?という相談が非常に多く、対応させていただいております。

金型の保管に関する最新の話題「金型の無償保管強要は下請法に抵触する?」

つい先日、金型を預けているメーカーさんと金型を預かっている下請け工場さんとの関係性について、とても重要な事例がありました。

詳細は下記の公正取引委員会の発表を御覧ください↓↓

https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2025/dec/251216_chubu_shitauke.html

要約すると、長期間にわたって使用する予定の無い金型を下請け工場に無償で保管させるという行為が下請法に抵触するという判断がなされ、メーカーに対して保管料を支払うように勧告がだされたという内容です。

「もう廃盤になって使う予定のない金型はたくさんあって邪魔なんだけど、メーカーさんが廃棄することを許してくれないんだよね・・・・保管の倉庫代もかかるってのに・・・・」実は、このような話はけっこう頻繁に耳にする業界の慣例みたいになっている部分もあると聞いたことがあるので、ついに公式な判断が出されたと話題になっています。

無償で保管させられているという事例はおそらく日本中に山ほどあると思いますので、この公式見解が出たことによってメーカーさんは適切な保管料を下請け工場に支払うか、使わないものは廃棄するかという対応を取る必要が出てきます。ここから金型廃棄の相談は増えてくるかもしれませんね。

今回の件でメーカーさんも下請け工場さんも相互にメリットのある健全な関係性が生まれることはとても良いことだと思いますね☆

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

お問い合わせお待ちしております!06-6727-1414営業時間 平日 8:00-17:00 [ 土曜日は8:00-12:00 ]

問い合わせ お気軽にお問い合わせください☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です