【作業事例】機械を解体して減摩合金でできたギアを取り出してみた☆

東大阪のスクラップ屋、古谷商店です☆(^▽^)
先日、機械スクラップを解体していたところ、大きなギアの部分に減摩合金が使われていました☆
今回の減摩合金は銅をベースにした真鍮系の合金で、摩擦に強い特性を持つことから今回のような機械のギアや軸受の素材として多くつかわれています
鉄よりも高価な金属なので取り出してみた様子をレポートします☆
まずは解体作業をやってみる
今回は機械の大きなハンドルが回転する装置のギア部分に減摩合金が使用されていました。
ブレたり、緩んだりしてはいけない部分ですので、かなり複雑な構造をしていてネジを緩めたら取り出せるという簡単なものではありませんでした。
いろいろ試行錯誤した結果、軸から抜けないように止めている鉄のリングをガス溶断で切ることにしました。
なので、ガス切り担当の山本くんの出番です☆(^▽^)

邪魔になっていた鉄を切り落としたことで、減摩合金でできたギアを取り出すことができました☆

取り出したギアは厚みもあって、そこそこの重量がありました☆
減摩合金と一言でいっても様々な種類があって、鉛をベースにしたホワイトメタル系のものもあります☆
今回の金属は真鍮(黄銅)系の合金になりますが、スクラップとしてはいわゆる「真鍮」に比べると少し安くなりますが、材料として購入する際は高価だったりします。
成分が複雑な分高価なのに、再利用する際には複雑な成分が邪魔をして安くなるということですね・・・・
とは言っても鉄に比べると非常に高い金属になるので、スクラップの価値は十分にあります☆
最後まで読んでいただきありがとうございました!!(^▽^)