【銅相場情報 2015.6.12】そもそも銅建値って何?

【銅相場情報 2015.6.12】そもそも銅建値って何?

【2015年6月12日の銅建値は77万円】1tあたり2万円の下がり⤵⤵

為替の影響で下がりそうで下がらなかった銅建値ですが、昨日の夕方の海外相場でガクッと値下がりし、2万円下げの発表になりました。

毎回ブログでお知らせしている銅建値ですが、今日のブログではその銅建値について掘り下げて解説してみたいと思います(^ー^)

  銅建値とは?、銅建値を決めるのはLMEなのだ!

まず、読み方ですが、銅建値(どうたてね)と読みます。
正式には「電気銅建値」と言って、電解精錬された純度99.9%の電解銅の基準値を指します。
ここで投稿している銅建値とは日本国内銅建値で、国内で取引される銅の基準価格という意味でご理解下さい(^▽^)

日本の銅建値は国内メーカーによって決定されて発表されます。
そうすると国内メーカーは何を基準に価格を決めているのか?って思いますよね?

実は日本の国内メーカーが発表する価格は、ロンドン金属取引所(通称LME)が公開する銅の取引価格を元に決定しています。
ロンドン金属取引所は非鉄金属市場の中で最大かつ最古の市場で、膨大な金属が取引されているんですよ☆(^ー^)
※<補足>日本の相場はLMEだけでなく、ニューヨークや上海先物取引所の動きにも一定の影響を受けています。

  LME=スクラップの価格?

ではLMEの価格がスクラップの価格なのか?と言うとそうではありません。

LMEの価格で決まる国内の銅建値を元に、その原料となるスクラップの価格も決まるのですが、スクラップの場合はリサイクルされるまでに必要な工程や、間に入る様々な業者、運搬賃、実際に溶かしてインゴットを作る時の溶解ロスなどの沢山の要因が絡んでくるので、末端価格は発表される建値とは異なってくるという感じですね。

とは言うものの、やはり銅建値が上がればスクラップも上がるという考え方で概ね大丈夫だと思います。

銅建値はスクラップだけでなく、あらゆる製品の価格にも影響があります。
電気の力で文明を築いた人類は、その電気を送電するのに必要な銅によって支えられているのですから、銅建値も原油相場と同じようにとても身近で生活に密着した指標でもあるんですよね☆(ちょっと贔屓目ですが・・・)

これからも随時更新される銅建値。そんな感じで見てもらえればと思います(^▽^)☆

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