6600Vの高圧CVT線のスクラップ入荷、銅の取り出し作業開始☆

6600Vの高圧CVT線のスクラップ入荷、銅の取り出し作業開始☆

おはようございます☆

2月も最終週に突入して、弊社も忙しくなってきました。
ここ数日は電線のスクラップがたくさん入荷して、昨日は電線から銅を取り出す作業に追われておりました。

本日ピックアップするのは先日入荷した地中配線用の高圧CVT線のスクラップです。
まず、電線の断面を見てみましょう。
こんな感じの電線ですね↓

地中配線用の高圧CVT線のスクラップ

高圧用架橋ポリエチレン絶縁ビニールの被覆だけでなく、水が入り込まない様に薄い銅を包帯の様に螺旋状に巻きつけてあります。
これで浸水から銅線を守り、長寿命を実現してあるのが高圧のCVT線です。

ある程度の寸法に切断した後、被覆に切れ込みを入れる剥離機に通すことでバリバリっと銅だけを取り出せるのですが、この高圧バージョンのCVT線はここからが大変なのです。

写真でもわかるように、螺旋状に巻きつけられた浸水防止用の薄い銅の層が剥離機の刃によって細かく分断されてしまいます。
抑え巻きの不織布も細かく切断され、銅と混ぜこぜの状態で溜まっていきます。↓
抑え巻きの不織布も細かく切断され、銅と混ぜこぜの状態

中心の銅線を取り出す作業の副産物として出てくるこのごちゃ混ぜの品(笑)
弊社ではこの薄い銅もちゃんと選別してリサイクルしているのですが、これがまた手間暇かかるんですよ(^▽^;)

綺麗に選り分けると下の写真の様になります↓
薄い銅もちゃんと選別

このように、銅を取り出す作業はもちろんのこと、副産物として出てくる廃棄物の処理まで含めてリサイクルの作業になるってことですね。

入荷した電線は銅芯の部分が150㎟と太めでしたので、計算値通りの数量を取り出すことができました☆

社長も作業に参加するほど忙しい中、私は投稿用の写真を撮るためにカメラを持ってウロウロ。。。なんだか申し訳無いですね(^ー^;)

本日も宜しくお願いいたします。

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