建築解体の電線スクラップ買い取り☆不純物の除去作業!
東大阪のスクラップ屋、古谷商店です☆(^▽^)
今回のブログは、「電線の処理作業」という日常的な作業にスポットを当ててみました。
作業工程をご紹介しながら、様々なケースについてもお話していきます☆
電気の力で文明を築き上げた人類にとって、電気を届けてくれる電線はまさしく生命線。
そんな電線も経年劣化や、建物の解体によってスクラップとなり古谷商店にやってきます☆
ということで、入荷した電線がこちら↓↓↓
一般的に電線スクラップとは、銅線が塩ビやゴムなどで絶縁被覆されている状態のことを指します。
ですので、コンセントプラグの部分や、ブレーカー・スイッチなどは電線スクラップとして不純物になります。
今回入荷した電線は、まだまだそういった不純物がついたままの状態でしたので、除去していく必要があります。
電線スクラップ、よくある不純物紹介
まずは今回の電線に実際についたままになっていた不純物を拡大して写真を撮ってみたので、参考に掲載しておきますね☆
なかなかゴロっとした大物の不純物もたくさんついたままの状態でしたね(^ー^;)
これ以外にも様々な不純物がありますが、見落としがちなもので言うと、「電話線」があります。
「電話線」は、通信用の電線に沿わせるように補強の鉄ワイヤーが入っています。
電線スクラップとしては、鉄ワイヤーも除去しないといけないのですが、パッと見た感じでは非常にわかりにくいものになります。
また、どんどん普及している「光ファイバー」の線なども、見た目は電線に見えますが、銅などの非鉄金属を含まないのでゴミ扱いになります。
その他にも、地中に埋まっていた電線などは、鉄管に通ったままの状態で出てくる場合もありますし、鍍金設備の電線などは絶縁被覆に加えて更にビニールのチューブで被覆していたりします。
という感じで、電線類の不純物は多岐に渡りますので、とりあえずは一度ご相談ください☆
不順物の除去作業
先程ご紹介したような電話線や光ファイバーもチェックしながら、手作業で不純物を取り除いて行きます☆
取り除いた不純物をバケツに集めてみましたが、あっというまに一杯になってしまいました・・・・
これでまだ、ほんの一部です。
非常に手間のかかる作業ですが、こうして少しずつ不純物を取り除いて電線だけの状態にしていきました☆↓↓↓
電線スクラップの行方
こうして不純物を取り除いた電線スクラップは、次の工程として銅を取り出す作業に入っていきます。
ゴムやビニールの被覆は、弊社のように素材ごとに分けていればリサイクルできる資源なのですが、再生コスト面の事情でなかなか価格がつかず産業廃棄物として処分されているのが現状です・・・・。
また、剥線機では処理しにくい銅部分が細い電線は、ナゲット処理という処理方法(みじん切りにして、ふるいにかけるイメージ)を専門とする業者に売却し、銅だけを取り出してリサイクルされて行きます。
こうして取り出された銅は、精錬メーカーによって銅の原料として生まれ変わって行きます☆
動画もあるので、初めて観る方は面白いと思いますよ(^▽^)↓↓↓
みなさん、いかがだったでしょうか?(^ー^)
現場ではなかなか不純物まで取り除いて来れない場合もあるかと思いますが、高価買い取りのポイントとしてはご紹介したような不純物を取り除いてから持ってきていただくということになります。
あまりにも不純物が多い場合は、逆に処分費をいただかないといけない場合もございますので、ご注意くださいね☆
最後まで読んでいただきありがとうございました!!