亜鉛ダイキャストで出来たミニカー入荷!ダイキャストって何?
東大阪のスクラップ屋、古谷商店です(^▽^)
先日、お持ち込みのスクラップの中からアンティーク感たっぷりのミニカーがたくさん出てきたのでブログのネタにしてみました☆
このミニカー、プラスチック製ではなくほとんどが亜鉛のダイキャストで出来ています。
車の裏の刻印を見てみると、「MADE IN ENGLAND」と刻まれているものが結構多かったですね。
海外製のミニカーなので、珍しいものなのでしょうか?(^ー^)
古いデザインのスポーツカーや、ダンプ、クレーンなどの働く車の他にも、サンダーバードの飛行機なんかもあり、見ていて楽しくなりますね〜。
ところでダイキャストって何のこと?
先ほど、このミニカーの素材を亜鉛のダイキャストと書きましたが、ダイキャストとは一体なんのことなのか説明していきたいと思います。
金属の素材としては「亜鉛」という金属を使っていて、ダイキャストとは製造方法を指します。
英語で書くと「Die-Cast」と表記しますので、ダイカストと言う人も多いですね(^▽^)
「Die」は鋳型に流し込むという意味で、「Cast」は金型を意味します。
つまり、金型(鋳型)に溶けた亜鉛を流し込んで形を作ったものが「亜鉛ダイキャスト」という事になります。
鋳物とダイキャストの違いは?
それでは型に流し込んで作るという意味では一般的に「鋳物」という言葉もよく使いますが、「ダイキャスト」と「鋳物」って違いがあるの?っ思った方もおられるのではないでしょうか?
どちらも型に流し込んで作られたものという意味では同じですが、「鋳物」と「ダイキャスト」には大きな違いがあります。
簡単に言うと・・・・
鋳物=砂型を使うことで、融点の高い金属を鋳込むことができるが、砂粒の跡が出るので滑らかに仕上がらない。
ダイキャスト=金型を使うことで滑らかな仕上がりを実現。融点の低いアルミや亜鉛などの金属しか鋳込めない。
という違いがあります。
鉄などの融点が高い金属をダイキャストでやろうとすると、溶けた金属の温度が高すぎて金型自体が溶けたり変形してしまうんですね〜。
しかもダイキャスト用の金型を1個作ろうと思えば、なかなかのコストがかかるので、大量生産しないとコスト倒れになる可能性があります。
その変わり、仕上がりは表面が滑らかで、精度も出せるので美しい仕上がりを実現できる。それがダイキャストなのです(^▽^)
長々と書いてしまいましたが、金属の製法の世界も奥が深いですね(^ー^)
とは言うものの、弊社はスクラップ屋ですので、もっと詳しいことは本気のプロの方々にお任せします(笑)
今回はミニカーを題材に、ダイキャストについて書いてみました。
いつもブログを読んで下さっている皆さん、最後まで読んでいただきありがとうございます!
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