ビスマス砲金・エコブラスの普及拡大中!

ビスマス砲金・エコブラスの普及拡大中!

水道メーターなどの水栓金具はどんな金属でできているの?

前回のブログでは水道メーターの解体の様子をレポートしましたが、今回は水道メーターなどの水栓金具の素材についてお話をしていきたいと思います(^ー^)
※水道メーターの解体風景の記事はこちら

水道メーターやバルブや継ぎ手などの水道関連の部品には、腐食や摩擦に強く加工しやすいという理由から、昔から青銅(砲金)や黄銅(真鍮)が使用されて来ました。

ところが、青銅(砲金)や黄銅(真鍮)には微量ですが「鉛」も含まれています。
非常に便利な金属ではありますが、溶け出してしまうと人体に悪影響があるとされるのが「鉛」です。(^ー^;)

人の口に入る水が通る水道関連の部材や電子機器の部品には、なるべく鉛を使用しないほうがよいという動きがEUを中心に広がり、2003年のRoHS指令をきっかけに、色んなメーカーが鉛フリー素材の開発に力を入れるようになりました。

日本でも2003年に厚生労働省令が施行され、鉛に関する水質基準が改定されました。
2003年以降、アメリカでも鉛の使用量の基準が見直されていますね☆(^ー^)

そんな中で生まれた鉛フリー素材の代表的なものが、青銅の代替品「ビスマス砲金」と、黄銅の代替品「エコブラス」という金属です☆
※「エコブラス」は三菱伸銅株式会社の登録商標です☆

簡単にこの2つの金属の特徴を見てみましょう☆

【ビスマス砲金】
鉛の代わりにビスマスという金属を添加して作ったもの。成分はほとんど青銅(砲金)と同じ。
 
【エコブラス】
黄銅(真鍮)に近い成分。鉛の代わりにシリコンなどを添加していて、弱い磁性がある。

ビスマス砲金やエコブラスは、従来の青銅(砲金)や黄銅(真鍮)と非常に近い成分をしているというものの、含まれる各金属成分の種類や割合が異なるため、スクラップとしてリサイクルする上では分別する必要があります。

鉛フリーという世の中の動きは私達にとっても大切なことですが、上記のような新素材の登場でスクラップの種分けはどんどん複雑になってきています。

つまり、水道メーターひとつをとっても、青銅(砲金)、黄銅(真鍮)、ビスマス砲金、エコブラスの4種類に分けるのが基本と考えていかなければなりませんね(^ー^)

今では、新素材として交換されたビスマス砲金やエコブラスの水道メーターが役目を終えて廃棄されるタイミングになってきているようで、スクラップとして入荷するこれらの新素材の比率は年々増加しているという状況です☆

青銅と黄銅しかなかった時代なら、削って色を見ればすぐに判別できたのですが、今は色だけでは判別が難しくなってしまいました(^ー^;)

それでは、次のコーナーでは水道メーターを例に、ビスマス砲金とエコブラスの見分け方のコツについて見ていきましょう☆

注意!:水道メーターに刻まれた【B】や【E】の刻印の謎とは?

まずは下の2枚の写真を御覧いただきましょう(^ー^)⬇
水道メーターには何やら暗号のような刻印が刻まれています。

水道メーター解体!ビスマス砲金・エコブラスが普及中!
水道メーター解体!ビスマス砲金・エコブラスが普及中!

注目していただきたいのが【B】と【E】の刻印。

この【B】の刻印は「ビスマス砲金」を意味し、【E】の刻印は「エコブラス」を意味しています(^▽^)
※メーカーによって刻印の種類は様々ですが【B】と【E】の刻印が一番多いです☆

刻印の意味を知っておくと、まずはビスマス砲金とエコブラスを選り分けることが容易になりますね☆

実は先日まとまって入荷した水道メーターのほとんどがビスマス砲金とエコブラスで、昔ながらの青銅(砲金)のメーターは非常に少ない数しかありませんでした。
私達スクラップ屋としても、ビスマス砲金とエコブラスがどんどん普及していることを肌で感じるようになってきましたね。

毎年、各自治体から水道メーターに関する仕様書が発表されているのですが、その中では素材の指定もされています。
幾つかの自治体について、平成29年度の仕様書を確認したところ、ビスマス系青銅を中心に全て鉛フリー素材で指定されていました。

スクラップとして出てくる水道メーターが全て鉛フリーの新素材になるのは時間の問題ですね(^ー^)

エコブラスに関しては、水道メーターの様な鋳物だけでなく、ステンレスやリン青銅の代替品として丸棒材も普及してきているので、青銅、黄銅系のスクラップの選別はどんどん複雑化して、大変になって来そうです・・・。
私達スクラップ屋も、最新の状況に対応できるよう勉強し続けていかなければいけないと感じますね(^ー^;)


というわけで今回は水栓金具の原料として普及拡大中のビスマス砲金とエコブラスについて解説させていただきました☆(^ー^)

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます♬
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