【青銅鏡を作ろう!2018】逗子開成中学校・高等学校とのコラボ講座報告☆
東大阪のスクラップ屋、古谷商店です☆(^▽^)
みなさん、突然ですが「青銅鏡」ってご存知ですよね?
そう、歴史の教科書に出てきたあの「青銅鏡」でございます☆
青銅鏡は錫と銅の合金である青銅(砲金)を原料に鋳造されていました。
なぜ古谷商店のブログでこんな事を書くのかというと、その取組に使用する原材料の銅を古谷商店が提供させていただいているからです☆(^▽^)
「スクラップ屋として、教育に貢献できるならば」という弊社親方の想いで2年前に実現したこの取り組み。
昨年、2018年の11月に二年目の「土曜講座:青銅鏡を作ろう!」が行われました☆
2年目を迎えたこの取組ですが、当初は原材料の銅が高価で、予算的に断念せざるを得ない状況でした。
そんな中、「スクラップの銅なら安価に手に入るかも知れない」とインターネットで弊社を見つけてお問い合わせいただいたのがきっかけでした。
講座実現までの物語は過去記事で詳しく書いていますので、そちらも併せてどうぞ☆↓↓↓
まずは砂型造りから!
まずは、熔けた金属を流し込むための型を砂で造ります☆
樹脂のレプリカなど使って砂を突き固めていくのですが、固め具合で仕上がりの精密さが変わってくるので、とにかくしっかり固める必要があるそうです。
なかなか力も必要なので、生徒さん達も大変だったでしょうね☆
今回は、弊社が提供した銅をしっかり計量する写真も送っていただきました(^ー^)
青銅は銅が約85%、錫が5%、亜鉛5%、鉛5%という構成が一般的です。
なので、それぞれの素材の分量はしっかり量っておくことも大事ですね☆
いよいよ鋳造工程!
さて、しっかり砂型を作ったら次はいよいよ鋳造工程に入ります☆
熔けた青銅を型に流し込む体験なんてなかなか出来ないですよね(^ー^;)
耐火煉瓦で組み上げた炉でコークスを燃焼させて、るつぼの中で素材となる銅や錫を熔かして青銅の熔融液をつくります☆
そして、熔けた青銅を砂型の中に流し込んで行きます☆(^▽^)
ここが鋳造の一番の楽しい瞬間かも知れませんね。
参加した生徒さん達もこの瞬間が一番テンション上がったようで、スマホで写真やら動画を撮影する子がたくさんいたそうです☆
ピカピカに磨いて完成!
流し込んだ青銅が冷え固まるの待って、いよいよ取り出し☆
そして、鏡の面を磨いて顔が映るように仕上げて行きます。
昨年は炉の中で酸化してしまう銅が多く、仕上がりとしては錫の割合が高い銀色に近い色の青銅鏡が出来上がりましたが、今回は銅の割合を多くすることによって、黄金色に近い青銅鏡を作ることが出来たそうです☆
経験を重ねる事によって、どんどん美しい青銅鏡に改善されていっていますね(^▽^)
きっと、古代人も同じように少しずつ改善を重ねながら作業していたに違いありません♬
2017年の時はサンドペーパーなどを使って全て手作業で磨いていたので、生徒さんたちも磨きの作業が相当大変だったみたいです(^ー^;)
そうして出来上がった青銅鏡。
生徒さん達の満足そうな顔をみていると、弊社も本当に協力できて良かったな〜と思います☆
この「青銅鏡を作ろう」という講座は来年も実施予定とのこと。
子どもたちの教育のために、弊社も上質な銅を提供していくつもりです☆(^▽^)
最後に、逗子開成中学校・高等学校さんのHPと、今回の土曜講座のレポートへのリンクを貼っておきます☆
このブログ記事には無い写真も盛りだくさんなのでとても楽しい記事となっておりますので、是非読んでみて下さい(^▽^)