変圧器(トランス)スクラップ入荷☆、絶縁油には要注意!

変圧器(トランス)スクラップ入荷☆、絶縁油には要注意!

東大阪のスクラップ屋、古谷商店です☆

今回は先日入荷した変圧器(トランス)について少しお勉強して行きたいと思います。
もちろん、トランスの仕組みや機能については、我々よりも専門の方々がいらっしゃいますので詳しく触れませんが、金属スクラップとしてリサイクルするという観点から見て行きたいと思います。

トランスといっても本当に沢山の種類がありますが、今回は写真に写っている高圧用の湿式トランスについてお話します。

トランスは私達の生活に深く関わってる大事な機械です。
町中の電柱に目をやると、こいつを発見できるはずです。(^ー^)

内部には銅やアルミのコイルが入っていて、大きな電圧を変換して家庭用や動力用に適した電圧にするのがお役目。
コイルのスクラップ的種別については別記事に書いてありますので下記の記事も併せて参照してください↓
【銅?アルミ?トランスの種類のお話。】

 icon-pencil-square-o 絶縁油を抜いて初めてスクラップ価値が生まれるぞ!

湿式トランス絶縁油を抜く作業

さきほど、湿式トランスと書きましたが、これは容器の中を絶縁用の油で満たしてあるタイプのトランスという意味です。
湿っているから「湿式」。わかりやすいですね(^ー^)

スクラップとしてのトランスという品目は、この絶縁油を抜いて金属だけの状態のものを言います。
しかし、電気工事会社様が弊社にお持ち込みいただく時点では、絶縁油が入ったままの状態の場合もあります。(抜いてある場合もあります)

我々が金属スクラップとしてリサイクルするには、当然のごとく油を抜いて金属だけにする必要があります。
弊社では小さなものであれば写真のように油を抜いています(^▽^)

油の処理証明書も発行できる体制を取っておりますので、必要な場合はお申し付けくださいね☆

 icon-pencil-square-o ちょっと待った!その絶縁油、PCBは大丈夫?

さて、ここで注意が必要になってくるのが絶縁油です。

トランスの年式が古いと、絶縁油にPCBという土壌汚染物質を含んでいる場合があります。
PCBとはポリ塩化ビフェニルの略称で、人工的に作られた物質です。
絶縁性(電気を通しにくい)・不燃性(燃えにくい)などに優れており、画期的な物質としてトランスやコンデンサなど幅広い用途に使用されました。

ところが、昭和43年に「カネミ油症事件」が発生。
米ぬか油(ライスオイル=健康食)の製造過程でPCB等が混入し、使用した人たちが食中毒をおこしてしまい、その強力な毒性が社会問題となりました。

そんな経緯もあって、画期的な物質が一気に公害物質に堕ちたことになります。
その後、昭和47年にPCBの製造は中止され、輸入も使用も禁止されようになりました。
またPCBを含む廃棄物は、その処理方法が決定するまで保管することが義務付けられました。
今では一応処理のガイドラインも確立しているものの、処理施設が少なく思うように進んでいないとも聞いています。
なんとも厄介なお話ですね・・・・。
もっと早く毒性に気がついていれば、中毒症状に苦しむ人達も出なかったと思うと心痛いです。

PCB入のトランスは、政府のガイドラインにしたがって正規ルートで処理する必要があり、基本的には我々の元に回ってくることが無いのですが、それでも必ず検査済みであるかどうかを確認しなければならない、ちょっと厄介なものでもあります。

PCBについてWEBサイトに詳しく書いていますので興味のある方はこちらへ↓
http://www.e-furutani.com/infomation/pcb/

昔ながらの鉄くず屋とはいうものの、世の中の流れに対応するには知識や理論で武装する必要もありますね。

メーカーと年式である程度判断できますが、スクラップとしてトランスを処理する場合は、必ずPCB検査を受けてからお持ち込み下さい☆

よろしくお願いします☆(^▽^)

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