【なぜ砲金でスコップを作る?その深い理由とは?】
【なぜ砲金でスコップを作る?その深い理由とは?】
東大阪のスクラップ屋さん古谷商店です。
今日はスクラップとして入荷した砲金製のスコップのお話です。
ガス工事会社様から使用済みスクラップとして入荷した写真のスコップ。
そもそもなぜ砲金という高価な金属で作る必要があるのでしょうか?
そこにはとても深い理由がありました。
(答え)
ガス工事中の爆発を防止するため。
Σ(‘◉⌓◉’)
スコップで地面を掘り起こすときに、スコップは地中のガス管(鉄)と接触してしまうと、火花がが飛びガスに引火する可能性があるため、火花が出ない金属である砲金でスコップを作っているのです。
そのため【防爆用品】というカテゴリの商品として流通しています。
世の中のあらゆる物には、全てに然るべき理由があるということでしょうか。
業界関係者の方にとっては当たり前のことかも知れませんが、金属には火花が出る金属と出ない金属があります。
【出る金属】・・・鉄・ステンレスなど
【出ない金属】・・・銅・真鍮・砲金・アルミ・亜鉛・鉛など
この特性は、金属の種類をを判別する方法の一つとしても活用しています。
磁性・火花・色・比重(経験的重さの感覚)・音、この5つの項目である程度大ざっぱな種分けが可能なのであります。
金属にはそれぞれ個性があって、用途に合わせて適材適所で私たちの世界に生きています。
金属ワールドはまだまだ奥が深そうです☆
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